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市原 晃; 岩本 修; 横山 啓一
JAERI-Research 98-056, 22 Pages, 1998/09
HとDの反応で生じるD,D及びHDイオン生成の断面積を、重心衝突エネルギーE=2.5-8.0eVの範囲内で、非経験的分子軌道計算で得られたHの3次元ポテンシャル面上でのトラジェクトリーサーフェスホッピング(TSH)法を用いることにより、評価した。反応物Dの初期状態が各イオン生成に与える影響を調べるために、Dの振動及び回転の量子数をv=0-3,j=1,5,10に設定して計算を行った。その結果、Dイオンの生成は、Dの振動回転状態(v,j)が高くなるに従って著しく増大することが分かった。D生成の飛躍的な増大には、Dの振動励起が主要な役割を果たし、回転励起は補助的な効果を与えた。D生成と比較して、Dの振動状態がD及びHDイオンの生成に与える効果は一桁小さく、Dの回転状態に対する効果は殆ど無視しうる大きさであった。